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パリ造幣局 Monnaie de Paris

  1. 2018/05/11(金) 17:34:20|
  2. ミュージアム|
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セーヌ左岸にある造幣局の大規模な改装がほぼ終わり、昨年一般に公開されたという記事を雑誌で読み、面白そうだと思い行ってみました。
ポンヌフとポンデザールの間のコンティ河岸にある18世紀に建てられた美しいクラシックな建物は、なんと今でも鋳造所として稼働中。
貨幣の鋳造のほとんどはボルドーに近いペサックに移されましたが、ここでも記念コインや文化勲章が鋳造されているそうです

monnaie pont des Arts

中庭でニキ・ド・サンファルの作品が出迎えてくれます

niki

昨年9月にオープンしたミュージアム “MUSEE DU 11 COTI (オンズ コンティ)” では、貨幣の歴史や作り方を学ぶことが出来ます。

11 conti 11 conti 2

壁はコインを連想させるもので、床にもコインが埋め込まれており、なかなか楽しい!

2階にのぼる階段も、エレベーターのカバーもメタルの装飾

11 conti 3 11 conti 4

日本の大判をはじめ世界中から集められた貨幣や、古い機械も展示されています。

11 conti oban 11 conti 5

アトリエを守る “財産の女神”が置かれているドームも素敵です

11 conti megami

私は週末に行きましたが、ウィークデイであれば、貨幣の鋳造所の様子がガラス越しに見られるようです。
三ツ星レストランのギー・サヴォワもこの建物の中に移転してきており、パリの注目スポットとなっています。

2018年5月11日






DAIMYO @ Guimet

  1. 2018/04/30(月) 13:53:55|
  2. ミュージアム|
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マルジェラ展をやっていたガリエラ宮へは、IENAというメトロの駅から行くのですが、駅の目の前のギメ東洋美術館の大きなポスターが目に入りました。
DAIMYO、あの『大名』です!

daimyo guimet

気になって、数日後にギメに大名展を見に行きました。
なにも、パリまで行って、鎧兜を見ることもないだろうと思われるかもしれませんが、見せ方も違い、「ああそうだったのか」と、新しい発見をすることも多いので、足を運ぶ意味はあるのです。

DAIMYO展は、3か所に分かれているのですが、まずはギメの4階のちょっと天守閣のようなドームの中に置かれた鎧兜から、いざ、出陣…

daimyo daimyo peacock

ガラスケースもなく、目の前でじっくりディテールまで見られるというのは、日本では絶対にないことですよね。
クジャクの兜が美しい! 江戸時代の終わりごろにつくられたようです。

バックの薄暗い感じの赤も、DAIMYOにふさわしく、お殿様が座っているような雰囲気を作りだしています。兜も立派!

daimyo 2 daimyo 3

daimyo kote daimyo sune

鎧に編み込んだ藍染めも、漆の籠手や脛あても素晴らしいですね。
展示されている鎧兜のほとんどは、戦国時代のものではなく江戸時代に入ってからのもの。
実戦用というよりは、より美しいものをつくって、お殿様の力を示すのが目的だったような気がします。
大名は、工芸品をつくる職人にとっては大事なパトロンで、レベルの高い注文に応じることによって、江戸時代の文化は成熟していったということでしょう。
審美眼のある金持ちがいないと、時代は前に進まない… 

2つめの会場 l’Hôtel d’Heidelbach では、兜や刀剣以外に、陣羽織が展示されていました。
どれもモダンです。

daimyo haori

daimyo haori2 daimyo haori3

上の2つは両方とも江戸初期のもの。左のドットはベロア、右は「ナンバン」にインスパイア―されたとの説明が書かれていました。
陣羽織にも、海外のトレンドを取り入れていたのですね。

3つ目の会場は、現代アートを展示するパレ・ド・トウキョウ。
1978年生まれの英国人アーティストがインスタレーションをしていました。

daimyo PdTokyo

バックに音楽も流れ、地下の会場をそぞろ歩きながら鎧兜を見ていくのも新鮮な感じでした。

保存状態も良く、カラーも鮮やかで、細部までじっくり鑑賞しましたが、なんと、展示されている作品は、すべてフランス国内から集められたとのこと!
ギメ美術館やニースの美術館の収蔵品もあるそうですが、多くは個人蔵だとというのには驚きました。ここにも、『美』を愛するお金持ちがいるというわけですね。

DAIMYO展は、パリのエッフェル塔近くの3つの会場で、5/14日までやっています。

2018年4月30日



Yves Saint Laurentミュージアム

  1. 2018/04/18(水) 14:08:07|
  2. ミュージアム|
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パリの話に戻りましょう。
昨年秋にオープンしたイヴサンローランのミュージアムには、小雨交じりの寒い日に行ったので、並ばずにすんなりは入れました。
出てきたら、短い列が出来ていて、少し得した気分でした。

YSL

16区の高級住宅地にあるミュージアムは、サンローランがアトリエに使っていたもので、パリの歴史を感じさせる雰囲気のある建物です。
サンローランと、パートナーのピエール・ベルジェは、2002年のサンローランの引退後は、2人の名前の付いた財団を設立し、この建物でアートのエクスポジションなどを開いていたようですが、昨年10月に、ミュージアムとして、クチュールのメゾンが復活しました。
残念ながら、ピエール・ベルジェは、このミュージアムのオープン前の9月に亡くなりました。彼は、サンローランというメゾンをゆるぎない存在にしただけではなく、モード組合(Chambre syndicale de la mode)の会長を長い間勤めるなど、ファッション業界全体に大きな功績を残しました。
また、アートにもパッションを持ち、サンローランと2人で買い集めた作品のコレクションは素晴らしいものだったようです。 サンローランの亡くなった翌年、ピエール・ベルジェはこのコレクションのすべてを売りに出し、「世紀のオークション」が行われたというのは有名な話ですね。
政治に関しても、自分の考えを明確にし、昨年の大統領選のマクロンまで、支持をはっきりと表明してきたと聞いています。
昨年10月にパリとマラケシュにオープンした2つのイヴ・サンローラン・ミュージアムは、ファッションだけでなく、彼らがフランスの文化にとって、どんなに重要な「才能」だったのかを感じる場所のような気がします。

入り口で、サンローランが迎えてくれます。
YSL andy

アトリエもそのまま残されています
YSL atelier

エキゾチックなサンローランらしい作品

YSL exotic YSL exotic2

ドレスも素敵

YSL dress YSL dress2

モンドリアン ワンピースもモダーンです

YSL mondrian

でも、何といっても、カッコいいのは、時代を変えたパンツスーツ

YSL smoking YSL smoking2


マルジェラ展をやっているガリエラ宮から坂を下って行けば、10分ほどですので、こちらも覗いてみて下さい。

2018年4月18日


マルジェラ展@パリ

  1. 2018/03/30(金) 17:05:02|
  2. ミュージアム|
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パリ出張をはさみ、長い間ブログをお休みしてしまいました。あっという間に桜が咲き、3月も末ですね。
これから少しずつ、寒かったパリの話をしていきたいと思います。
2月末のパリは、日本と同じく、シベリア寒気団の影響で異常な寒さ… 陽ざしのある昼間でも氷点下という、これまでに経験したことのない寒さでした。
当然外を歩く勇気は出ず、リサーチはデパートが中心となり、いつも以上にミュージアムの建物の中で過ごしました。
まず、3月になってから始まったガリエラ宮のマルタン・マルジェラ展からご報告します。

margiela window margiela entree

ガリエラ宮パリ市立モード美術館は16区の高級住宅地にあり、クチュール系のデザイナーをとりあげることが多く、アバンギャルドなマルジェラをどんな風に見せているのか興味津々出かけていきました。
入り口ホールのガラスは、全面マルジェラカラーのホワイトで、いたずら描きつき(上の左の写真)
展示会場へはビニールの入り口を入っていきます(上の右の写真)

ゴルチエのアシスタントをしていたマルジェラがデビューしたのは1989年。それから2009年までの20年間の作品とショーの様子で構成されたエクスポジションは分かりやすく、迫力があり、マルジェラがその後に続くクリエーター達に大きな影響を与えたというのがよく分かりました。
これまで、アバンギャルドで、私とは違う世界の人だと思っていましたが、理屈抜きで楽しみました。

地下足袋靴は、日本の木型を使って、最初の頃からやっていたのですね。
margiela tabi

初期の頃のドレス素敵です
margiela dress

パンクニットと名付けられた初期のニットも空気をまとって、何とも言えない風合い。
思ったようなニットが出来ないので、編み棒ではないもので、お母さんに編んでもらったという説明がありました。
アイディアがどんどん湧いてくるのでしょうね。

margiela knit margiela knit2

襟をずらせたシャツも有名ですが、しっかりした技術があるので、変形できるのですね。
margiela neck

中綿入りのコートもスマート
margiela coat

いくつかあるインスタレーションも面白い
margiela insta

もちろん、アバンギャルド感もいっぱい!

margiela sara margiela label

繊維業界とは無縁の人でも十分に楽しめる内容ですし、90年代の突きぬけた空気感を感じることが出来ますので、パリへいらしたら、ぜひ足を運んでみてください。
7/15日までやっています。

2018年3月30日










石内都 「肌理(きめ)と写真」

  1. 2018/02/13(火) 11:06:29|
  2. ミュージアム|
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ishiuchi

横浜美術館で開かれている石内都の写真展を見てきました。
銀座の資生堂ギャラリーでメキシコの画家フリーダ・カーロの遺品の写真を見てから、石内都の他のシリーズも見たいと思っていました。

<YOKOSUKA STORY>

ishiuchi yokosuka ishiuchi yokosuka2

彼女は1947年、群馬の桐生市生まれですが、育ったのは横須賀。
1970年代後半から独学で写真を始め、横須賀や横浜で撮った写真をモノクロームで発表し、あっという間に注目されるようになったようです。
少し年代が違いますが、彼女が写真に撮った横浜の金沢八景や、山下町の近くで、私は生まれ育ちました。写真の中の八景や弘明寺や真金町や山下町に、その時期に行ったことはないのですが、ものすごく懐かしい光景でした。

多摩美大で織りを学んだ石内都は、テキスタイルの魅力を表現するのも上手です。

ishiuchi meisen

ishiuchi meisen2

2つめの部屋の魅力的な銘仙の着物は、石内の生まれ故郷桐生で2011年に撮影されたもの。
大正・昭和の女性たちが普段着にしていた銘仙は、斬新なデザインで、カラーも明るくモダーン。
身に着けていた女性たちの溌溂とした姿が目の前に浮かびます。

この部屋で、もう一つ驚いたのがアメリカ人デザイナーのリック・オウエンスの亡くなったお父様の着物でした。

<Rick Owens’ Kimono>

ishiuchi rick ishiuchi rick2

調べてみたところ、数年前に95歳で亡くなったお父様は、ファッションの仕事をしていたわけではなく、戦後、進駐軍の一員として日本に滞在していた時に着物を集めたようです。
懐疑的なソーシャルワーカーだったと、リック・オウエンスは父親のことを話していますが、美しい着物を選んだ審美眼は、リックに引き継がれたということですね。

最後の部屋には、石内の亡くなったお母様をはじめ、フリーダ・カーロ、広島の被爆者の遺品の写真が並んでいます。
桐生の銘仙を撮り始めたのも、広島で絹の服がしなやかに残っていることに触発されたからとのことですが、女学生が着ていたと思われるワンピースは、今見てもカワイイ!
テレビ番組のインタビューで、石内自身が「私が可愛く撮っているのよ!」と笑っていましたが…
「遺されたもの」の写真から、ここでも着ていた人の姿が浮かんできます。
お母様はおしゃれな人だったのだろうなあと思いましたし、フリーダ・カーロのカラフルな遺品には鬼気迫るものがありました。
ヒロシマのワンピースからは、穏やかな瀬戸内の街で過ごしていた女学生たちのフツーの暮らしが浮かんできます。

ishiuchi kasuri ishiuchi button

バラのボタンは、平成の若いデザイナーも使いたいと言いそうです。
左の白いワンピースは白絣のようでした。私は、久留米絣に関わる仕事をしていた時に、同じような白絣を織元で買って、ジャケットを作って着ています。
これを着ていた女学生も、ちょっとオシャレに白絣をワンピースにしてみたのでしょうか。

2007年に、ほんの1回のつもりで出かけて行った広島に、石内は毎年出向いて撮影を続けています。
「毎年新しい遺品が入ってくるから、それに呼ばれて行っているの」
「広島では、まだ戦後は終わっていないのよ」と、石内の言葉です。

もう一つあった「無垢」という部屋には傷跡シリーズが並んでおり、<不知火の指>は石牟礼道子さんの手足を接写したものでした。
この写真を見た直後に、石牟礼さんの訃報を新聞で読み、『苦海浄土』も終わっていないというメッセージも受け取ったように思います。

「時間を写し撮った」写真展は、3/4日までやっています。

2018年2月13日









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