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縄文展

  1. 2018/08/14(火) 13:34:01|
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先週、台風の通過した直後に縄文展を見に、上野に出かけていきました。
メディアでいろいろと紹介されていましたが、生活に使っていた土器から土偶や装身具まで、一堂に会した展示品の迫力は圧倒的で、期待していた以上でした。
静かに鑑賞する絵の展覧会とは違い、親子連れも多く、お母さんがどうやって縄目をつけるか子供たちに教えていたり、人型モチーフが隠されているという土器の前でそのモチーフを探していたら、小さな子供がお母さんに 「ここ、ここ。人が万歳しているよ」と言っているのに、教えられたり、和やかで楽しい会場となっていました。

最近では、1万年も続くサステナブルな社会を営んでいたと、縄文時代を桃源郷のようにとりあげるテレビ番組もありますが、獲物がなければ死に直結する生活はやはり苛酷なものだったのではないでしょうか。
1952年に、縄文の美を「発見」し、その素晴らしさを紹介した岡本太郎は、苛酷な狩猟時代だから生まれた美学で、「縄文土器のもっとも大きな特徴である隆線紋は、はげしく、するどく、縦横に奔放に躍動し、(・・・・・) あらゆるアクシデントをくぐりぬけ、無限に回帰しのがれていく。あきらかにこれは獲物を追い、闘争する民族のアヴァンチュールです」 と言っています。
岡本太郎すごいです。太陽の塔の源は、ここにあったのですね。

今回の縄文展の最後のコーナーは、岡本太郎の撮った写真とその実物が展示されていて、興味深かったです。ここだけ写真撮影可でした。

土器の後ろの写真は岡本太郎が撮ったものです。

jomon

下の展示ケースの右側の写真も岡本太郎の撮ったもの。

jomon okamoto jomon okamoto2


今回は国宝6件が集結しているというのも目玉です。
たしかに、6件の中でも『縄文のビーナス』や『縄文の女神』などの土偶は、人々の思いもつまっており、国宝というのが納得できましたが、火焔土器は他にも素晴らしいものがあり、「どうしてこれだけ国宝?」という疑問がわいてきました。
説明を読んでいくと、アイテムそのものの美術的価値も重要だが、どういう状態で出土したかという背景も大事で、なかなか国宝とは認定されないということでした。

jomon venus

『縄文のビーナス』が出土した時の写真です。
どの層から、どんな風に出てきたかで、この像が使われていた背景などが推定できるので、出土状況が重要なのですね。
発見されてから掘り出すまでの1週間ほど、24時間寝ずの番をしたという、この像の出土にかかわった茅野の考古館の方の苦労話が、カタログに書かれていました。
実は、私は、学生時代に考古学者になろうと思っていた時期があり、夏休みになるとあちこちの遺跡の発掘調査に行っていました。
土の中の『縄文のビーナス』の写真を見たら、暑い夏の炎天下の発掘現場の光景が蘇ってきました。

2018年8月14日



岡本太郎美術館

  1. 2018/06/21(木) 18:14:26|
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梅雨の晴れ間に、川崎の生田にある岡本太郎美術館に行ってきました。
以前から面白そうだと思っていたのですが、最寄りの向ヶ丘遊園駅からも結構遠く(15分ほど)、なかなか腰が上がりませんでした。
今回は、企画展として、岡本太郎の撮った写真を展示しているという記事を新聞で読み、思い切って出かけて行ったのですが、「太陽の塔」にフォーカスした常設展も面白かったです。

まず、美術館のある生田緑地の環境にビックリ。
都会の真ん中にホタルの飛ぶ水辺も残し、各地から古民家を移築してつくった日本民家園も立派そうです。
菖蒲園は、残念ながら盛りを過ぎていましたが、森を抜けていくのは気持ちの良いものでした。

ikuta

森を抜け、池を過ぎると美術館

ikuta2 ikuta3

美術館の中は撮影不可ですが、椅子やテーブルなどインテリアが並んでいるコーナーだけ写真を撮ることが出来ました。
もちろん岡本太郎のデザインです。

okamoto taro

okamoto taro2

坐ることを拒否する椅子。
確かに坐ってみると、お尻がゴツゴツ痛いです…

okamoto isu


企画展 「岡本太郎の写真|採集と思考のはざまに」は、ほとんどがモノクロームの写真で、岡本太郎自身が各地でとりあつめ、「採集」したものです。
著書の中に使われている縄文土器や、沖縄久高島の巫女の写真などを見て、彼の他の写真を見てみたいと思っていたのですが、想像以上に存在感のある写真が並んでいました。
写真は、パリに留学していた時に、マン・レイやブラッサイに手ほどきを受けて始めたようですが、物事の「芯」を感じ、とらえることが出来た人だったのだと痛感しました。 旅の同行者である秘書の岡本敏子氏は 「いつこんなものを見ていたんだろう、とびっくりさせられるし、〜〜〜 一緒に歩いていても、岡本太郎の目が捉えていた世界を、私はまるで見ていないんだな、といつも思った」と、話しています。
また、留学中、パリ大学で民俗学や文化人類学も学んだとのことですが、その視点が南米や沖縄の人々の写真を撮る時のベースになっているようにも感じました。

岡本太郎というと、「芸術は爆発だ」という言葉が有名で、変人で、エキセントリックというイメージですが、彼の撮った写真を見ると、とても繊細な人だというのがよく分かります。
写真展は7/1日までやっていますので、少し遠いですが、生田緑地のお散歩もかねて、足を運んでみて下さい。

2018年6月21日



柚木沙弥郎の染色@日本民藝館

  1. 2018/06/15(金) 15:21:11|
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日曜美術館で見た、柚木沙弥郎の染めたテキスタイルが見たいと思い、駒場の日本民藝館に行ってきました。
yunoki

日本民藝館は、名もない人が作る工芸品に 「用の美」を見い出した思想家の柳宗悦によって企画され、彼の蒐集品を展示する場として1936年にオープン。
柳宗悦が設計に深くかかわった建物も、ずっしりと重みのある風情のあるものです。

mingei

柚木沙弥郎は、1922年生まれ。 柳の思想と芹沢げ陲虜酩覆坊屡され、染色家になり、90歳を過ぎた現在も、精力的に作品を生み出しています。
日本民藝館が所蔵する工芸品と一緒に展示された鮮やかなテキスタイルは、楽し気な世界をつくりあげていました。

mingei yunoki

90歳過ぎてからの型染も御老人の「自由さ」いっぱいで楽しかったですが、1950年代の注染もモダーンで魅力的でした。
下の写真の真ん中のブルーとグリーンのモチーフは注染です。とにかく色が素晴らしい!

mingei yunoki2

「あ・うん」の暖簾(下の左) 可愛いですね。

mingei yunoki noren

最近の型染の旗印は力強く、元気になります。

mingei yunoki hata

この展覧会は6/24日までやっており、第二、第三の水曜と土曜は、西館の旧柳宗悦邸を見ることも出来ます。
日光街道沿いから移築してきたという西館の長屋門が立派でした。

mingei nishikan

2018年6月15日





パリ造幣局 Monnaie de Paris

  1. 2018/05/11(金) 17:34:20|
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セーヌ左岸にある造幣局の大規模な改装がほぼ終わり、昨年一般に公開されたという記事を雑誌で読み、面白そうだと思い行ってみました。
ポンヌフとポンデザールの間のコンティ河岸にある18世紀に建てられた美しいクラシックな建物は、なんと今でも鋳造所として稼働中。
貨幣の鋳造のほとんどはボルドーに近いペサックに移されましたが、ここでも記念コインや文化勲章が鋳造されているそうです

monnaie pont des Arts

中庭でニキ・ド・サンファルの作品が出迎えてくれます

niki

昨年9月にオープンしたミュージアム “MUSEE DU 11 COTI (オンズ コンティ)” では、貨幣の歴史や作り方を学ぶことが出来ます。

11 conti 11 conti 2

壁はコインを連想させるもので、床にもコインが埋め込まれており、なかなか楽しい!

2階にのぼる階段も、エレベーターのカバーもメタルの装飾

11 conti 3 11 conti 4

日本の大判をはじめ世界中から集められた貨幣や、古い機械も展示されています。

11 conti oban 11 conti 5

アトリエを守る “財産の女神”が置かれているドームも素敵です

11 conti megami

私は週末に行きましたが、ウィークデイであれば、貨幣の鋳造所の様子がガラス越しに見られるようです。
三ツ星レストランのギー・サヴォワもこの建物の中に移転してきており、パリの注目スポットとなっています。

2018年5月11日






DAIMYO @ Guimet

  1. 2018/04/30(月) 13:53:55|
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マルジェラ展をやっていたガリエラ宮へは、IENAというメトロの駅から行くのですが、駅の目の前のギメ東洋美術館の大きなポスターが目に入りました。
DAIMYO、あの『大名』です!

daimyo guimet

気になって、数日後にギメに大名展を見に行きました。
なにも、パリまで行って、鎧兜を見ることもないだろうと思われるかもしれませんが、見せ方も違い、「ああそうだったのか」と、新しい発見をすることも多いので、足を運ぶ意味はあるのです。

DAIMYO展は、3か所に分かれているのですが、まずはギメの4階のちょっと天守閣のようなドームの中に置かれた鎧兜から、いざ、出陣…

daimyo daimyo peacock

ガラスケースもなく、目の前でじっくりディテールまで見られるというのは、日本では絶対にないことですよね。
クジャクの兜が美しい! 江戸時代の終わりごろにつくられたようです。

バックの薄暗い感じの赤も、DAIMYOにふさわしく、お殿様が座っているような雰囲気を作りだしています。兜も立派!

daimyo 2 daimyo 3

daimyo kote daimyo sune

鎧に編み込んだ藍染めも、漆の籠手や脛あても素晴らしいですね。
展示されている鎧兜のほとんどは、戦国時代のものではなく江戸時代に入ってからのもの。
実戦用というよりは、より美しいものをつくって、お殿様の力を示すのが目的だったような気がします。
大名は、工芸品をつくる職人にとっては大事なパトロンで、レベルの高い注文に応じることによって、江戸時代の文化は成熟していったということでしょう。
審美眼のある金持ちがいないと、時代は前に進まない… 

2つめの会場 l’Hôtel d’Heidelbach では、兜や刀剣以外に、陣羽織が展示されていました。
どれもモダンです。

daimyo haori

daimyo haori2 daimyo haori3

上の2つは両方とも江戸初期のもの。左のドットはベロア、右は「ナンバン」にインスパイア―されたとの説明が書かれていました。
陣羽織にも、海外のトレンドを取り入れていたのですね。

3つ目の会場は、現代アートを展示するパレ・ド・トウキョウ。
1978年生まれの英国人アーティストがインスタレーションをしていました。

daimyo PdTokyo

バックに音楽も流れ、地下の会場をそぞろ歩きながら鎧兜を見ていくのも新鮮な感じでした。

保存状態も良く、カラーも鮮やかで、細部までじっくり鑑賞しましたが、なんと、展示されている作品は、すべてフランス国内から集められたとのこと!
ギメ美術館やニースの美術館の収蔵品もあるそうですが、多くは個人蔵だとというのには驚きました。ここにも、『美』を愛するお金持ちがいるというわけですね。

DAIMYO展は、パリのエッフェル塔近くの3つの会場で、5/14日までやっています。

2018年4月30日



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