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DIOR展@Paris

  1. 2017/10/25(水) 17:59:58|
  2. ミュージアム|
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パリから戻って2週間ほど経ちました。パリでの販売のフォローと、東京のファッションウィークの展示会等で忙しく、ブログの更新がなかなかできませんでした。
今回のパリ出張は盛りだくさんでしたので、少しずつご報告していきたいと思います。

まず、装飾美術館で、クリスチャン・ディオールのデビューコレクションから70年目という節目に開催されていたエクスポジションの話から始めたいと思います。
ウィークデイのお昼前だったら良いかと思って最初に行った時には、チュイルリー公園あたりまで長い列が出来ていて断念。数日後、11時オープンの30分ほど前から並んで、ようやく入場しました。
装飾美術館の両翼を使った会場スペースは3,000屬曚匹如△修海1947年から現在までのデザインの中から選ばれた300点以上のドレスが展示されていました。

dior newlook

DIORの象徴ともいえるNEW LOOKは、うしろにガリアーノの<NEW LOOK>(向かって左)と、マリア・グラッチア・キウリの作品(右)を従えていました。
装飾美術館のサイトに入れば、写真を見ることができますが、私が心ひかれたコーナーをいくつか紹介していきます。

カラー別に集められた作品は、一つ一つシーズンが違うと思うのですが、しっくりとまとまっていて、楽しいものでした。
dior yellow dior red

ヴェルサイユのお部屋の中でしょうか
dior trianon

お花畑のよう…
dior garden

DIOR時代のドレスですが、刺繍素敵!
dior muget dior muget2

dior folwers dior folowers2

歴代の後継者のドレスが、テーマごとに一緒に並べられている様子はとても興味深いものでした。
Yves Saint-Laurentの若々しいクリエーションはその後の彼自身のブランドの作品より初々しくフレッシュで、John Gallianoのフォルムには圧倒されました。

後半では、それぞれのデザイナーごとに展示がされていました。

サンローラン と ガリアーノ
dior s-laurent dior galliano

このエクスポジションのために組みなおされたというトワルも美しかった!

dior toil

エクスポジションは最終コーナーが残っているのですが、この辺まで来ると、だいぶ疲れてきます…
体力的にも、精神的にも。
このエクスポジションだけが目的でパリへきたデザイナーもいました。
ファッション業界にかかわりない人でも、感じることが多いエクスポジションだと思いますので、どうぞパリまで行ってみてください。1/7日までです。

2017年10月25日









岡田美術館@箱根

  1. 2017/08/31(木) 14:48:55|
  2. ミュージアム|
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遅めの夏休みをとって、箱根に行ってきました。
2013年の秋に箱根の小涌谷にオープンした岡田美術館のことが気になっていたのですが、入館料が2800円と驚くほど高く、なかなか行く「勇気」が出ませんでした。
今回は、喜多川歌麿の巨大肉筆画「雪・月・花」を見ることができるというので、暑い都会から脱出し、温泉につかって、歌麿を見ようということになったのです。

岡田美術館のオーナーは、パチンコ・スロット機器のメーカーユニバーサルエンターテイメントの会長岡田和生氏。フォーブス誌の個人資産ランキング(2011年)で日本人14位となった大富豪とのこと。近年は海外で高級カジノを展開しているとか…
岡田氏は、美術館を建てようという構想をもって、地上5階、延べ床面積9000屬曚匹竜霏腓紛間を埋める美術品を十数年であつめたのですから、お金と様々なネットワークがあったということなのでしょう。ちなみに青山にある根津美術館は延べ床面積約4,000屐岡田美術館はその2倍にあたります。
展示されているのは、日本の縄文土器や中国・韓国の古陶磁をはじめ、江戸の有名絵師の絵や、明治以降の日本絵画など、幅広く、見学するにはかなり時間がかかります。
しかし、この夏の来館者の目的は、歌麿の「雪・月・花」です。
この三部作は、栃木の豪商の依頼で、歌麿が栃木で描いたと考えられており、「吉原の花」と「品川の月」はアメリカにわたり、「深川の雪」は1957年に銀座の百貨店で展示された後、行方不明になっていたとのこと。
それが2012年から国内の古美術商で保管されていたことが判明し、岡田美術館が購入したというわけです。

深川の雪
utamaro yuki
なんとこの絵は縦2mX横3.5mもあるのです。こんな巨大な浮世絵、初めて見ました
画面の構成もカラーも素晴らしく、深川芸者の声が聞こえてきそうです。

吉原の花
utamaro hana

吉原らしい春爛漫の華やかさですね。
この展示のためにアメリカの美術館から里帰りしたそうで、2つの作品が並ぶのは138年ぶりとのこと。

もう一枚の「品川の月」は、所蔵するアメリカの美術館から門外不出だそうで、原寸大の精巧な複製が展示されています。
もちろん本物の迫力には負けますが、様子は十分わかります。

10/29日までこの特別展はやっていますので、ご興味のある方は、箱根の紅葉を楽しみながらお出かけになったらいかがでしょう。

2017年8月31日


国立西洋美術館

  1. 2017/07/25(火) 12:13:09|
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アルチンボルド展が開かれている上野の国立西洋美術館は、建物そのものがアートでもあります。
1959年に完成したこの美術館は、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジェの設計です。
2016年にコルビュジェの作品の一つとしてユネスコの世界遺産としても登録されています。
これまで何度か行ったことのある美術館でしたが、この『器』に注目したことはありませんでした。

たしかに入り口のピロティーは、ゆったりとした空間で、猛暑にもかかわらず、ベンチに座って、おしゃべりしている人が結構いました。見てきた作品の話をしているのでしょうか。

seiyo museum

常設展は広々したホールから始まります。

seiyo museum2

天井の明かりとりの窓から自然光が差し込み、建物を支える丸い柱も堂々としていて美しいです。
そしてスロープを歩いて、次の階へ進んでいきます。
パリのラ・ロシュ=ジャン・ヌレ邸や、サヴォワ邸でもスロープをのぼりましたが、美術館という広い空間にあるこのスロープは、置いてある作品をいろいろな角度から楽しめるスケールの大きさが魅力です。

アルチンボルド展のチケットで常設展も見ることができますので、時間の余裕をもって、建物も楽しんで下さい。

2017年7月25日




アルチンボルド展

  1. 2017/07/15(土) 15:20:41|
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上野の西洋美術館でのアルチンボルド展を見てきました。
アルチンボルドは16世紀後半にウィーンのハプスブルグ家の宮廷で活躍した、ミラノ生まれの画家です。
果物や野菜、魚や動物といったモチーフを正確にうつしとり、それらを絶妙に組み合わせてハプスブルグ家を象徴する肖像画にしてしまうのですから、凄い!!!
くすっと笑ってしまうユーモアもあれば、時には不気味な印象さえも与える「奇想」の画家の絵を寵愛したハプスブルグ家の知的レベルと、懐の深さにも感心してしまいます。
目利きのパトロンがいないと、やはり芸術は花開きませんね。

今回のエクスポジションでは、アルチンボルドの代表作である「四季」と「四代元素」(大気、火、大地、水)の連作が一堂に会しています。
ウィーンをはじめ、マドリッド、デンヴァー、リヒテンシュタインなど世界中から集められたようです。
「大気」と「火」は、スイスの個人蔵だというのですから、これもビックリ。

「春」 はお花でいっぱい(右)。ペアになっているのは「四代元素」の「大気」

arcinboldo air arcinboldo spring

「夏」は、アーティチョークやナスなど野菜の組み合わせ(左)。対になっているのは「火」
arcinboldo summer arcinboldo fire

実りの「秋」は「大地」と、一年の始まりである「冬」は「水」と向き合って飾られています。
西洋美術館のサイトを開くと絵が出てきますので、見て下さい。
「四季」シリーズ以外にも、庭師、ソムリエ、コック、司書(下の作品)などもユーモラスで面白く、楽しみました。

arcinboldo library

入り口の「あなたもアンチンボルト〜」というコーナーも、ITを駆使した面白い仕掛けでした。
額の前にたつと、センサーで感知するらしく、アンチンボルト風にデフォルメされた顔が出現し、スマホでどうぞ撮影して下さいというサービスぶり。
子供達には少し難しかったのか、大人の方が喜んでいました。

arcinboldo face

私も試してみたら…

arcinboldo face2

似てる? 似てない???

シュールレアリストのダリも驚いたという超シュールなアルチンボルドの作品展は、9/24日まで。
ご興味がおありなら、夏休み前の方が良いかもしれません。

2017年7月15日


パリ 装飾美術館

  1. 2017/04/14(金) 18:28:26|
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話題はパリに戻ります。
バウハウスのエクスポジションが開かれていた装飾美術館は、特別展以外も面白いです。
上の方の階では、フランスのインテリアの歴史を見ることができるのです。
ラピズラズリのブルーなどを使った中世の装飾品のカラーも素敵ですが、アールヌーヴォーあたりまでくると、見たことのある曲線が登場してきます。
art nouveau

クチュリエのランバンのお部屋の装飾も迫力があります。
lanvin

脇に置かれているディスプレイをスクロールすれば、ランバンのアパルトマンも覗けるようになっています。

lanvin2 lanvin3

こんなお部屋でくつろげるかしら…と、思いますが、ランバンらしいですね。
特別展が混んでいても、上の階の展示室はすいていて静かですから、階段をのぼってみて下さい。

2017年4月14日



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