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美濃和紙

  1. 2011/08/29(月) 13:54:29|
  2. 伝統工芸|
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夏休みの旅の話に戻ります。郡上踊りの翌日は、美濃へまわりました。美濃は古くからの和紙の産地として有名で、前から行ってみたいと思っていました。ここからパリのMaison et Objetに出展している和紙メーカーもありますし、イサムノグチが岐阜提灯と出会って生まれた照明器具「AKARI」も、美濃和紙でできています。
しかし、美濃市が「うだつの上がる町並み」を自慢にしていることは、あまりよく知りませんでした。
今井家
うだつ


上の写真は現在では美濃史料館になっている旧今井家。この道筋の家々には、立派なうだつが残っています。
「卯建(うだつ)があがる」「うだつがあがらない」という言い方は、今では日常的には使われませんね。火事の多い江戸時代に類焼防止のためにつくった防火壁が、お金持ちかどうかを示すシンボルとなり、軒飾りの豪華さを競うことになったようです。








今井家は、江戸末期から昭和16年頃まで庄屋も勤めてきた和紙問屋。間口はそれほど広くありませんが、奥が深く、細長い中庭にある水琴窟の響きがなんともいえない優雅なものでした。
水琴窟

美濃市では、1994年から毎年秋には、美濃和紙を使ったあかりのオブジェを全国から公募し、「美濃和紙あかりアート展」を開いているとのこと。
あかりアート展

この写真は、「美濃和紙あかりアート館」に飾ってあった写真を撮ったものですが、こんな感じになるようです。
美濃和紙の歴史は奈良時代に始まり1300年余(久留米絣の200年など、まだ最近か?!…)。明治・大正の最盛期には約4000戸の家が手すき和紙に従事していたそうですが、現在美濃手すき和紙協同組合の組合員は15戸。「あかりアート展」が注目され、地域興しのイベントとしては成功しつつあるとはいえ、美濃和紙という伝統工芸の置かれている状況はかなり厳しいに違いありません。イサムノグチは、美濃和紙の岐阜提灯に彫刻家としての表現をのせ、200種類もの「AKARI」をデザインし、その作品は今でも普通の生活の中で使われる大ベストセラーです。伝統と新しいデザインが融合した、第2、第3のベストセラーに登場してきて欲しいですね。

2011年8月29日


日本橋三越 5階

  1. 2011/08/25(木) 15:01:01|
  2. ショップ|
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信州に住む友人、アーティストの松本冬美さんが日本橋三越のイベント販売に参加するというので、初日の24日に売場を見に行きました。日本橋三越の5階のリビング売場はあまりじっくり見たことありませんでしたが、伝統工芸系の『能作』の風鈴や久乗おりんから、南仏のソレイヤード風のエコバッグまでが並ぶ、面白い売場でした。お客様の年齢層は、想像していたほど高くはなく、若いお嬢さんとお母さんという感じの親子連れも多かったですね。今回のイベント販売は、スタイリッシュな盆栽と、手作りの小さな木工製品と、松本さんのお家のオブジェの組み合わせで、時代の空気にあった日本橋三越らしい企画でした。
友人の商品の宣伝を少し… (6月に信州に行った時に撮ってきた陶器のオブジェの写真)
お家ブルー お家 Small
お家ブルー2 ブローチ 最後の写真はブローチです。

葉っぱ

そして、私が気に入って買ったもの。
盆栽屋さんの小さなコナラ(1,050円)と、松本さんの葉っぱのオブジェ(木製 1,575円)。
コナラは小さくてもこれから紅葉するそうです。楽しみ!

9/6日までやっているそうですので、お近くにいらしたらのぞいてみて下さい。節電の為8/29日は定休日。百貨店も昔のように定休日があって良いのではないですか。

2011年8月25日





郡上八幡

  1. 2011/08/22(月) 20:03:35|
  2. 伝統工芸|
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先週は飛び石で夏休みにしていたので、ブログをしばらくお休みしてしまいました。短い期間でしたが、楽しい夏休みを過ごしましたので、その報告を、これから何回かに分けてしたいと思います。
友人に誘われ、今年の夏は、郡上八幡に盆踊りに行きました。単線の長良川鉄道に乗って午後到着。夜の踊りの前に、少し街を散策。写真などを見て、ぜひ行ってみたい場所の一つだったのですが、町中に水が流れる、本当に良い町でした。

長良川の支流 吉田川。橋の下あたりで、子供達が泳いでいます。吉田川

吉田川の支流の小駄良川。写真のまんなかあたりの川の両岸の凹みは洗い場だそうです。
小だら川

宗祇水 



宗祇水。
連歌の宗祇が愛飲したという湧き水。
透きとおったきれいな水です。
この写真ではよく分かりませんが、水桶は3段の階段状になっていて、一番上は飲み水、下の方では、お米を研いだり、野菜を洗ったりするようです。










町の人が使っている洗い場。小屋の中には、名前が書かれた桶が置かれていました。
江戸時代にできた用水は、地元の人達に大切に管理され、今でも利用されているのです。
洗い場

鯉
洗い場の先にはゆったり泳ぐ鯉の姿。洗い落とされた米粒をえさにしているのだそうです。
エコロジーなどという横文字の言葉が入ってくるずーっと前から、日本人はこうした生活をしていたのですね。


旧庁舎
昭和8年に建てられた郡上八幡の昔の町役場。なかなか風格のある建物で、今は観光会館として使われています。この建物の2階で、「かわさき」と「春駒」という2曲の郡上踊りを教えてもらいました。なんと、郡上踊りは10曲もあるのだそうです! 2曲だけでも、結構難易度高い…


提灯

そして、夜。
家々の軒先の可愛い提灯に灯がともります。


郡上踊りは7月中旬から9月初めまで、一晩ずつ町の中のどこか1カ所の会場で行われ、場所を移しながら、32晩続くのだそうです。この日のお当番は愛宕町。8時過ぎに出かけていくと、小雨が降っているというのに、文字通り老若男女が踊り始めていました。
郡上踊り
狭い道路にできた細長い踊りの輪が、どんどんのびていきます。驚いたのは、浴衣をかっちり着て、上手に踊る若い男の子が多かったこと! 郡上踊りは、男女とも同じ踊りを踊ります。下駄を鳴らし、振り上げて踊る若者が、本当にカッコいい! きっと、小さい時から踊っているのでしょう。8/13〜16日の間の徹夜踊りは圧巻だと聞いていましたが、その様子が想像できます。昔から、日本には、素敵な『ディスコ』があったのですね。

盆踊りは、死者に、「こんなに元気にしていますよ」というのを知らせるためのものだと、以前聞いたことがあります。今年の盆踊りは、私達にとって、特別の意味合いがあるような気がします。郡上踊りは400年続いているそうですが、にぎやかな曲も、静かな曲も、心にしみました。「郡上八幡でていくときは、雨も降らぬに、袖しぼる、袖しぼる…」

2011年8月22日

『東北の底力、心と光』

  1. 2011/08/03(水) 13:53:47|
  2. ミュージアム|
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先週、六本木のミッドタウンに行き、三宅一生さんが企画した エクスポジション 「東北の底力、心と光」 を見てきました。会期が1週間で、もう終わってしまったのですが、大変興味深い内容でしたので、ご報告したいと思います。

issey miyake

ポスターの写真は、陸前高田の松林で、大津波にのみこまれずたった1本残った松。

最初の部屋には、ISSEY MIIYAKEコレクションから10数体が展示されていました。そのすべてが、東北地方の工場でつくられたもの。3月11日の震災後すぐ、「東北を使い続ける!」とイッセイさんが言ったという話が伝わってきましたが、プリーツも、ニットも、和紙も、東北の工場なのですね。田んぼの稲が風に揺れる『新館村』のようなのどかな風景の中にぽつんと工場が建っていて、機械だけではなく、2人の人が生地の両端を持って絞り上げプリーツプリーズつくっている映像を見ていたら、なんだかジーンとしてきました。イッセイさんの東北への強い思いが伝わってきます。

二つ目の部屋には、東北の根気強い手仕事から生まれてきた伝統的なテキスタイルが展示されていました。残布を裂いて手と足と体全体を使って織り上げた『裂織』、『チョマ』(江戸時代の人々の日常着だった麻)、木の中皮を剥ぎ取って煮たり干したりして糸にして織った『シナ布』、様々な自然の恵みを使った草木染など、どこか『縄文的』なにおいのする物が並んでいました。なかでも、私が驚いたのは、ぜんまい織り。春先に芽を出した時のぜんまいのワタを集めて、糸に紡ぎ、織っていくという、気の遠くなるような手作業です! 
気候が厳しく、簡単に布製品が手に入らなかった東北地方で、智恵を集め、長い歴史の中で進化してきた物作りの底力に圧倒されたエクスポジションでした。

2011年8月3日



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