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絵本と木の実の美術館

  1. 2012/08/30(木) 12:27:09|
  2. ミュージアム|
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少し間があきましたが、越後トリエンナーレの続きです。
アートの舞台になっているのは、田んぼだけではなく、廃校になった小学校の校舎や、人が住まなくなってしまった廃屋にもアートが置かれています。
旅の最後に訪れた「絵本と木の実の美術館」は、鉢集落の旧真田小学校が絵本作家の田島征三によって、丸ごと絵本に生まれ変わったものでした。今年の夏は、不思議な楽器を作る松本雅隆が音楽をもちこみ、すり鉢型の『鉢』の村全体が空間絵本になっていました!

絵本美術館
絵本と木の実の美術館

絵本 教室
教室は空っぽになりませんでした。今でも子供達が座っています。 
ここはトリエンナーレ期間中だけではなく、雪のとける5月から11月まで、常設の美術館としてオープンしています。

木の実オブジェ
田島征三の木の実を使った作品

木の実 拡大
拡大すると、こんな風になっているのです。

廊下 廊下 2
廊下も木の実に飾られて、物語の1ページ

今年の夏は、物語は校舎の外にも飛び出しています。
マモノ
校舎の上の「マモノの森」。 
竿の先っぽに竹で作った黒いオブジェが揺れているのが分かりますか? 
マモノに捕まった子供達???

さらわれた子供達を助ける為に、「どうらくオルガン」を響かせます。
オルガン

オルガン内部

オルガン内部2
オルガンの中はこんな風になっていて、プーカ、プーカと音が出るのです!

子供達が実に楽しそうに、あちこちで音を出して遊んでいました。
入り口で出迎えてくれた受付の若者は、廃校前の真田小学校に5人残った最後の生徒だと言っていました。この美術館は、過疎化の進む鉢集落の救世主になっているのでしょうか…
複雑な思いになりましたが、時々、この絵本の中に入りにきたいなと、思いながら帰途に着きました。

2012年8月30日


赤フン少年!

  1. 2012/08/17(金) 11:53:19|
  2. ミュージアム|
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赤フン少年
インターネットで写真を見た時から、是非ともこれは見なければと思っていた赤フン少年は、松代地区の小荒戸集落の川のほとりに立っていました。昔は、赤フン姿で、この川で泳いだそうです。関根哲夫氏の作品である赤フン少年が最初にここに登場したのは2006年。2009年のトリエンナーレでも、赤フン少年は人気者だったようですが、今年は、さらにプロジェクトを進化させ、「赤フン大集合」と銘打って、作家と集落の人々がコラボして作った、赤フンオブジェが田んぼのあぜ道のあちこちに置かれていました。鞍馬天狗も、桃太郎も、風神・雷神もみんな赤フンしているではないですか!!!

赤フン鞍馬天狗


赤フン 童子


赤フン河童 赤フン不動
池の前には赤フン河童

実は、駐車場脇のテントで、冷たい麦茶をご馳走になりながら、集落のオジサンのお話を伺うまで、この赤フンが目に入らなかったのです。観光地の記念撮影用みたいなベニヤ板のオブジェが、こんなにたくさんなんで???・・・と思っていたのです。  「今年は田植えで忙しい5月頃から、みんなで新しい赤フン作品作りに励んでいたんですよ」という説明を聞き、ビックリ。それを聞いて、村を歩いたら、赤フンパワーにあふれる全く別の光景が広がりました。作品の下には、関根哲夫さんの名前と一緒に制作にあたった集落の方の名前が書いてありました。色を塗ったのは、村の方々のようですが、ポップでシュールなアートに仕上がっています。6年の間に、アーティストと集落の方々が築き上げてきた関係の上に、この作品は立っているのだなあと感動しました。
川のほとりの赤フン少年達は、トリエンナーレ期間が終わっても、村の人が面倒をみているとのこと。お地蔵様の赤い前掛けのように、赤フンは汚れれば新しいものにかけ替えられ、冬になると帽子やセーターを着せてもらうのだそうです。

赤フン少年 雪
(真夏の青空からは想像できない冬の写真)

写真は雪の降り始めの頃で、深い時には少年達は首くらいまで雪に埋まるようです。
雪の中でも手をつないで立っている赤フン少年達の姿は健気で、「寒かろう・・・」と服を着せている集落の人々の気持ちは心温まるものです。これは、きっと作家の関根哲夫氏の思惑を超えた姿なのではないでしょうか。

越後のトリエンナーレの良さは、地域ぐるみで作品をつくり守っているところから生まれて来ているというのを深く理解させてもらった作品でした。

2012年8月17日






田んぼの中のアート

  1. 2012/08/14(火) 17:21:17|
  2. ミュージアム|
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松代地区に行くと、雑誌などで見た光景が広がっていました。2000年に始まったトリエンナーレは今年で5回目。田んぼに置かれたアート作品の数は、ずいぶんと沢山になっています。
炎天下のあぜ道を歩く勇気が出ず、少し離れての観賞となりましたが、どの作品からもアーティストが妻有の美しい自然の中で、楽しんで作っている様子が見てとれます。
田んぼオブジェ
イリヤ&エミリア・カバコフ 「棚田」

田んぼ 草間
草間彌生 「花咲ける妻有」
この作品は、もっと巨大なものだと想像していました。これでも十分迫力ありますが。

人 自然
トーマス・エラー 「人 自然に再び入る」
作品の名前通り、あまりに自然に同化していて、なかなか見つけることができませんでした。

赤とんぼ
田中信太郎 「○△□の塔と赤とんぼ」
小さくて見えないでしょうか…

写真だけ見ると、バラバラの印象を持つかもしれませんが、田んぼという共通の「言語」があるので、全体として共鳴しあっているような感じがしますし、道路にある黄色いトリエンナーレの看板を見てフラーと細い道に入り、目的に到達すると、ガッカリするという事はありませんでした。

もう一つ、規模が大きくなり、テイストが「田園的風景」とはかけ離れているのですが、見事に田んぼと調和した作品に出会い、感動しました。
カサグランデ&リンターラ建築事務所の「ポチョムキン」(中里地区)
ポチョムキン

ポチョムキン 木

ポチョムキン 田んぼ

段々になった田んぼのあぜ道がメタルの壁に切り取られて見えるのも、計算しつくされていますね。作品の中に残されている木も、素敵です。秋には紅葉し、冬には、雪に埋まるのでしょう。

場所選びの時点から、アーティスト達はワクワクと至福の時を過ごすのだと思います。
越後の人々のお米作りに対するプライドとパッションを、お米文化の中にいない外国のアーティスト達も、田んぼを見ただけで、理解しているのはないでしょうか。

2012年8月14日















越後妻有トリエンナーレ

  1. 2012/08/13(月) 14:47:10|
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3年前から行きたいと思っていた新潟十日町近辺で開かれている越後妻有トリエンナーレに行ってきました。自由にいろいろ見られるようにと友人が車を出してくれましたが、高速を走り、長いトンネルを抜けると、田んぼがひろがる雪国『越後』でした。夏でも冬の豪雪が想像でき、春になると丹精こめてお米を作っているというのがよーく分かる光景が広がっていました。
これから何回かに分けて、トリエンナーレの様子を報告したいと思います。

アートの旅は、十日町にある現代美術館キナーレから始めました。
キナーレ古着
美術館のまん中にクレーンで古着を積み上げた ボルタンスキー No Man’s Land。
キナーレは、今回のトリエンナーレの後も常設の現代美術館となるそうですが、このボルタンスキーの作品はトリエンナーレ期間後、撤去されるとのこと。

展示室の中の作品はどれも面白いもので、越後の自然と文化に深く関わるものでした。中でも山本浩二の『プロギストン』が素晴らしかったです。
越後妻有地区の里山の様々な木々をサンプリングし、炭の彫刻にした作品が、材料となった木材の上に並べられていました。
キナーレ炭 キナーレ炭 コナラ
左がミズナラ、右がコナラ

キナーレ縄文
この地方には縄文時代から人が住んでいたようで、周辺の遺跡から発掘された縄文土器も一緒に展示されています。
越後妻有の豊かな森の様子が浮かんできます。

天井に吊られた廃材を使ったオブジェもとても楽しい!
キナーレ オブジェ

CAFEもオシャレ
キナーレ CAFE

さあ、では、エアコンのきいた美術館から出て、炎天下のアートめぐりを始めます。

2012年8月13日







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