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ジェノバの橋崩落とベネトン

  1. 2018/08/24(金) 14:25:11|
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先日イタリア・ジェノバで高架橋が崩落した事件の映像をテレビで見た時には、大変驚き、老朽化してきている日本の高速道路でも起きる可能性は大だなあ〜と、思いましたが、本日配信されてきたファッション関係のメルマガを読んで、さらに驚きました。
崩落により43人の死者を出した高架橋を運営していたのは、ベネトン傘下のアトランティアという会社だったというのですから!
日本の繊維関係の業界紙でも、一般紙でも、なかなかとりあげられないニュースなので、その内容をお伝えしておきたいと思います。

ベネトンは、「United Colors of Benetton」というブランド名で、ニットを中心にカジュアルウエアを展開しています。

benetton

ベネトン一族が自社でニットウエアを生産し始めたのは1960年代半ば。
一時は日本でも、あちこちに店があったので、繊維業界に関わっていなくても、皆さんご存知のブランドだと思います。
カラフルで、まずまずリーズナブルな価格だったので、私も昔買ったポロシャツが、今でもタンスの中に入っています。
しかし、80年代後半に、ユニクロやZARA等のファストファッションが登場し、さらに安価で、カラフルな商品を提供するようになってからは、ベネトンは苦戦を強いられ、20年ほど前からインフラ事業への参入を開始したとのこと。
90年代初めに、イタリアでは公営企業の民営化が相次ぎ、ベネトン一族はその流れにのって、高速道路の管理運営事業という全くの異業種に手を伸ばしていったというのです。
インフラ管理企業のアトランティアをはじめ、レストランを運営するアウトグリル(Autogrill)等の異業種事業は、本業のファッションブランドをはるかに上回る利益をもたらしているそうです。
アトランティアの売上高は2000年から3倍に増え、近年では、ブラジルやポーランドなど国外の高速道路も買収し、イタリアとフランスの空港にも手を広げているとのこと。
事業は順調に拡大していたようですが、老朽化した橋のメンテナンスは後回しにされ、ジェノバの事故の後、地元の人が、「橋からぼろぼろとコンクリートのかけらが落ちてくるので、怖くて使わないようにしていた」と話していました…

日本では、今、水道サービスの民営化について話題になっていますが、安易に「効率化」を求めて、私達の命にかかわる公共事業を民営化してしまうのは怖いです。
最近、日本の大手のアパレル企業も、レストラン事業等の異業種に乗り出していますが、たとえ民営化されても、高速道路の運営に参入するというのは、ちょっと考えにくいですね。

ベネトンはどうなってしまうのでしょう…
稼ぐために手を伸ばしたインフラ事業が命取りになってしまうのではないでしょうか。

2018年8月24日




縄文展

  1. 2018/08/14(火) 13:34:01|
  2. ミュージアム|
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先週、台風の通過した直後に縄文展を見に、上野に出かけていきました。
メディアでいろいろと紹介されていましたが、生活に使っていた土器から土偶や装身具まで、一堂に会した展示品の迫力は圧倒的で、期待していた以上でした。
静かに鑑賞する絵の展覧会とは違い、親子連れも多く、お母さんがどうやって縄目をつけるか子供たちに教えていたり、人型モチーフが隠されているという土器の前でそのモチーフを探していたら、小さな子供がお母さんに 「ここ、ここ。人が万歳しているよ」と言っているのに、教えられたり、和やかで楽しい会場となっていました。

最近では、1万年も続くサステナブルな社会を営んでいたと、縄文時代を桃源郷のようにとりあげるテレビ番組もありますが、獲物がなければ死に直結する生活はやはり苛酷なものだったのではないでしょうか。
1952年に、縄文の美を「発見」し、その素晴らしさを紹介した岡本太郎は、苛酷な狩猟時代だから生まれた美学で、「縄文土器のもっとも大きな特徴である隆線紋は、はげしく、するどく、縦横に奔放に躍動し、(・・・・・) あらゆるアクシデントをくぐりぬけ、無限に回帰しのがれていく。あきらかにこれは獲物を追い、闘争する民族のアヴァンチュールです」 と言っています。
岡本太郎すごいです。太陽の塔の源は、ここにあったのですね。

今回の縄文展の最後のコーナーは、岡本太郎の撮った写真とその実物が展示されていて、興味深かったです。ここだけ写真撮影可でした。

土器の後ろの写真は岡本太郎が撮ったものです。

jomon

下の展示ケースの右側の写真も岡本太郎の撮ったもの。

jomon okamoto jomon okamoto2


今回は国宝6件が集結しているというのも目玉です。
たしかに、6件の中でも『縄文のビーナス』や『縄文の女神』などの土偶は、人々の思いもつまっており、国宝というのが納得できましたが、火焔土器は他にも素晴らしいものがあり、「どうしてこれだけ国宝?」という疑問がわいてきました。
説明を読んでいくと、アイテムそのものの美術的価値も重要だが、どういう状態で出土したかという背景も大事で、なかなか国宝とは認定されないということでした。

jomon venus

『縄文のビーナス』が出土した時の写真です。
どの層から、どんな風に出てきたかで、この像が使われていた背景などが推定できるので、出土状況が重要なのですね。
発見されてから掘り出すまでの1週間ほど、24時間寝ずの番をしたという、この像の出土にかかわった茅野の考古館の方の苦労話が、カタログに書かれていました。
実は、私は、学生時代に考古学者になろうと思っていた時期があり、夏休みになるとあちこちの遺跡の発掘調査に行っていました。
土の中の『縄文のビーナス』の写真を見たら、暑い夏の炎天下の発掘現場の光景が蘇ってきました。

2018年8月14日



新薬師寺

  1. 2018/08/06(月) 12:49:16|
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百毫寺から、新薬師寺までは雰囲気のある小道を歩いて行きましたが、「山の辺の道」という表示がありました。
明日香から山の麓を通って、続いているのですね。

新薬師寺は、奈良の大仏様をつくった聖武天皇の病気平癒を祈願して、光明皇后が創建。
東西の塔をはじめ、沢山の建物が存在していた時代もあったようですが、奈良時代から現在残っている建物は本堂だけのようです。

shinnyakushiji

この本堂の中に、ここへ来た目的である十二神将がおさめられています。

jyuunishinsho

ご本尊である薬師如来を守る12の大将が並んでいる様は壮観です。
薄暗がりの中でよく見ると、それぞれの像の作者が違うようで、表情や手足の動き、着ている服のユラユラゆれる様など、一人一人が個性的な表現をしていて、なかなか面白いのです。
中でも勇壮なバサラ(伐折羅)の姿は何ともカッコイイものでした。

basara basara color

十二神将像は、奈良時代につくられた塑像。塑像というのは、木の骨組みに縄を巻き付け、そこに藁を混ぜた粘土をつけて形をつくる、つまり、土壁と同じようにつくるのです。
今の姿は白っぽい感じで、「奈良時代の素朴さが〜」と、誤解してしまいそうなのですが、出来た時には極彩色だったようです。
右の写真は、今でも残っている部分的な彩色をもとにCGで再現したもの。
その再現の様子を映像でみることができ、とても興味深いものでした。
新しいテクノロジーのお陰で、天平の人々の美意識を覗き見ることが出来ますね。

東大寺や春日大社からは少し離れているので、観光客も少なく落ち着いています。

2018年8月6日






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