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アライアとバレンシアーガ − フォルムの彫刻家

  1. 2020/06/22(月) 12:49:24|
  2. ミュージアム|
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パリは6/15日から、屋外のテラスだけではなく、カフェやレストランの室内でも食事が出来るようになり、テレビの画面やインターネットのニュースで流れてくる様子は、マスク姿の人も少なく、すっかり元通りの印象。
大丈夫かしら?と、心配になったりもしますが、生真面目な日本人とは違い、初夏の陽ざしを満喫するぞ!という、たくましさのような、覚悟のようなものも感じます。
先日、マレ地区にお店を持つ知人から電話があり、5/11日に店を開けてから、待ちかねたように来店してくれるお客様もいて、売り上げもまあまあとのこと。動き始めたのは、嬉しいことです!

そのマレ地区にあるアライアのギャラリーも、5/20日に再オープンし、6月末までやっているようです。今思うと、2月にこのエクスポジションを見ることが出来たのは、本当に幸運なことでした。
2人の偉大なクチュリエの服を並べて展示するというのは、2017年11月にアライアが亡くなった時に、ジバンシーが思いついて計画されたそうですが、ジバンシーも2018年3月に亡くなってしまい、その後2年をかけて、ようやく実現したのです。

文字通り 『紗がかかったような』 半透明の布で仕切られた迷路のような空間を歩いていると、夢の中をさまよっているような不思議な気分になってきます。
仕切りの向こうの服が透けて見えるのも幻想的。

alaia Bal

alaia Bal entree

入り口で出迎えてくれたのは、向かって左は バレンシアーガ1960年AWのオートクチュール・コレクション、 右はアライア1988年AWのドレス

プレタポルテが台頭してきた1968年に、バレンシアーガがクチュールメゾンを突然閉めてしまったのは有名な話ですが、その時、長年バレンシアーガのアトリエで働いていたマダム・ルネが、アライアに電話をかけて呼び、アトリエに残っていた布や服を、彼に自由に選ばせたというのは初めて知りました。
選んだ服は、破格の値段でアライアに譲られ、その日に彼が自分で抱えて持ち帰ったとのこと。
凄い話です!
アライアは、バレンシアーガの建築家のようなカットからクリエートされたフォルム、一つ一つの服を作り上げている緻密なテクニックに驚き、生涯をかけて、研究し続けたようです。
会場に並ぶ二人の作品を見ていくと、時空を超えて、会話しているように見えてきます。

alaia Bal bolero
左はアライア2007年AW、右はバレンシアーガ1962年AW

alaia Bal lace
左はアライア2016年AW、右はバレンシアーガ1950年

alaia Bal robe2
左 バレンシアーガ1968年SS、右 アライア2011年AW、後ろに透けているのがアライア2009AW

balenciaga lace balenciaga white

上の二枚は両方ともバレンシアーガ 左1963年AW、右 1968年AW

この展示は、2020年7月からはバレンシアーガの故郷の村グエタリアにあるバレンシアーガ財団に場所を移される予定。アライアはチュニジア出身、バレンシアーガはスペインの漁村生まれと、2人とも地中海沿岸で育ったという偶然も、興味深いものがあります。

『自粛』のため、出かけるのは近所のスーパーだけという状態が続き、らくちんな服ばかりを愛用し、「巣ごもりに服は必要ないのでは〜」と思ったりもしましたが、久しぶりにフォルムを追求する二人のクチュリエの作品を見て、シャキッと背筋が伸びる気がしました。

2020年6月22日



クリニャンクールの蚤の市

  1. 2020/06/08(月) 12:32:33|
  2. 信州|
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6月になりました。今日は、梅雨入り前の青空ですね。
東京も神奈川も、感染者数が減りませんが、歌舞伎町の人出だけではなく、朝夕の通勤電車のラッシュも戻ってきているようで心配です。
“new normal”な生活を少しずつ始めなければいけないかと、数週間ぶりに電車に乗って、横浜とは逆方向の港南台の銀行に行ってみたりしていますが、結構人が出ています。
無印も、ユニクロも、入場制限をしており、緊張していたせいか、1時間ほどのお出かけで、ぐったり疲れました。8月閉店予定の高島屋は、デパ地下以外はすいていましたが…

パリも6月に入って、カフェのテラス席が開かれたというニュースが入ってきています。
インターネットで見つけたサンジェルマン・デ・プレのカフェ・ド・フロールの写真。
flore

以前、カフェ・ド・フロールが表参道に店を出す時に、お手伝いしたのですが、あのころ指導に来ていたギャルソンも、マスクをつけてサービスしているのでしょうか。
6月のパリはマロニエが咲き、私が一番好きなシーズンです。週末は、日本同様、あちこちに人が出ていることでしょう。

クリニャンクールの蚤の市も、マスクのお客さんが買い物に来ているのではないでしょうか。
ヴァンヴと違い、クリニャンクールは規模が大きく、沢山の店が並んでいるので、一体どこで何を探したら良いのか、よく分かりません。今回は、事前にガイドブックで予習していきました。
建物は塗装が剥げかけていたりしていますが、何となく雰囲気あります。

clignacourt batiments

clignacourt zakka

並んでいるものが雑多で、選びようのない店もありますが(上の写真)、中には、ミントンやジノリのお花模様のお茶のセットなどが置いてあるいわゆる「アンティーク店」もあります。

大きめの家具(オブジェと言うべきか?)を置いているエリアがあるのも、ヴァンヴと違う点でしょうか。
下の写真のはしごも自転車も面白そうですが、買って抱えてくるわけにはいきませんね。

clignacourt bicycle

Mobilの看板の横にある赤いボックスを、一緒に行った友人は気に入っていました。
なかなか渋くて素敵ですが、これも抱えてくるには大き過ぎます。
clignacourt boit

というわけで、購入したのはこんなもの
clignacourt photos

40年代にビストロで使っていたワイングラス。黒いジョウロのようなものは、油差しだったとか。
ジェーン・バーキンとゲンズブールの写真は、箱いっぱいの1ユーロのカードの中から選びました。

フランスは、コロナによる制限のため働けなかった従業員には給料のほぼ80%が保険として支給されているようですが、蚤の市の個々の店は、オーナーが一人でやっているようなところが多く、生き延びることが出来たのでしょうか…

2020年6月8日



ヴァンヴの蚤の市

  1. 2020/05/26(火) 13:48:25|
  2. パリ|
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長い間ブログをお休みしてしまいました。
3月からずーっと巣ごもりを続けていたので時間はたっぷりあったのですが、制限下の現実とあまりにかけ離れたことを書く気になれず、ご無沙汰してしまいました。
非常事態宣言が解除され、私達も日常の生活を取り戻しつつありますが、パリは一足早く5/11日に制限が緩和され、ブティックもオープンしているようです。
ヨーロッパでは、日本とはケタ違いの感染者がまだ出ている中で、2か月以上続いた外出宣言を、どの国も緩和し始めています。連休明けには、店を開け始めたイタリアやドイツのブティックへの春夏物の出荷も、ボツボツ始まりました。輸出の場合、前払いでの入金を確認してから出荷するので、お店がお金を払ってきているということなのです!
再び感染の波が押し寄せるのではないかと心配ですが、世界中が動き始め、少しほっとしています。

お天気の良かった週末のパリでは、ヴァンセンヌの森に家族連れが繰り出し、サンマルタン運河の岸にはぎっしり 「密に」 若者が腰を掛け、日光浴しているとか。
封鎖されている公園のカギを夜な夜な開ける「義賊」も登場するなど、「新しい生活」が始まっているようです。

私のお気に入りのVANVESの蚤の市も16日の週末からオープンしているとのこと。

vanves20.05
上は、VANVESのサイトで見つけた再開後の蚤の市の写真。
フランス人がマスクをして蚤の市に来ています! まさに、新しい生活!

2月の末に、私がVANVESに行った時に感染は拡がり始めていましたが、マスクをしている人は一人もいませんでした。(下はその時の写真)
マスクをしていると、かえって怪しまれそうなので、私もパリではマスクをする気にはなれませんでした。

vanves20.02

今では、メトロに乗る時にはマスク着用が義務付けられたようですが、週末のヴァンセンヌの森で遊ぶ家族連れは、ほとんどマスクなしだったそうです。
まあ、離れているからいいか〜というところでしょうか。

サイトの他の写真を見ると、蚤の市では、カラフルなマスクをしたり、フェースシールドまでつけながら葉巻を吸ったり、それなりに新しいマスク生活を楽しんでいるみたいです。
そう、蚤の市での買い物は楽しいですよね。
2月の末にヴァンヴに行った時には、目利きの友人と一緒だったので、いつもよりいっそう楽しいお買い物でした。

アパートに帰って、戦利品の撮影会もしました。

vanves harumi
絵皿5€、珍味入れ1€ 
アパートの裏の八百屋で買ったアスパラも黒いニンジンもおいしかった!

vanves oval
ホウロウのミルク入れ15€、オーヴァルの大皿2€、ミニカップのペア5€ 

vanves petits
年の初めのお祭りの日に食べるガレット・デ・ロアにいれる小さなお人形 10€/12個
ケーキを切り分けた中にお人形が入っていた人は、その一年幸福に過ごせるという言い伝え。

今回のヴァンヴで一番面白かったものは、パスキンのデッサン!
値段を聞いたら、1500€ 友人は、本物っぽいというのですが…
vanves paskin

車から商品をおろして並べ始める朝7時頃には、仕入れのために来ているプロの業者も沢山いるそうですので、頑張って早起きして、掘り出し物探しにチャレンジするのも楽しいと思います。
そんな日が早く戻ってきますように。

2020年5月26日



モントルグイユ通り

  1. 2020/03/28(土) 15:54:47|
  2. 信州|
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昨日(3/27日)のフランスでのコロナウイルスによる死者数は300人を超え、本当に『戦争』という状態になってきてしまいました。この風雲急を告げる現状からすると、これから書く私の報告は、ずいぶんとのんびりしたものだと思われるとことでしょうが、2月の20日過ぎには、こんな感じだったというのを、分かっていただければと思います。

今回アパートを借りていたのは、1960年代に郊外のランジスに中央卸売市場が開設され、市場としての機能が移されるまで、「パリの胃袋」と呼ばれた、レ・アール(Les Halles)の近く。
レ・アールから、北に向かって上がってくるモントルグイユ通り(Montregueil)のすぐ裏。
モントルグイユは、築地場外市場みたいな通りで、八百屋、魚屋、チーズ店、ケーキ屋、カフェなど、美味しそうなお店が並んでいます。
いつも、一日中買い物をする人が途切れることのない通りです。

montregueil

2月下旬には、すでにフランスの北の方で感染者が見つかっていたので、外食は避け、このモントルグイユで買った食材を料理して食べていました。
さすが農業国! 野菜も、魚も、お肉も、美味しいのです!

パリのど真中の2区で、古い街並みが残っており、近所をお散歩するのも楽しい地区でした。
目の前のアパートは、アールデコ風。

aboukir

昔ながらの市場通りモントルグイユの近くにも、BIO C’BONなど、オーガニック食品を売る店もでき、食の街として、ますます充実してきています。
友人に 「(日本のように)産直品を売る店が並んでいる小さな裏道があるから行ってみたら」と勧められていったニル通り(rue du Nil)も、若々しく、楽しかった!

nil

ニル通りの八百屋さんテロワール・ダヴニール(Terroirs d’avenir)には、あちこちの産地から吟味して集められた新鮮な野菜が並んでいます。

nil2

テロワール・ダヴニールは「未来の土地」という意味。2人の若者が、「持続可能な農業」とシェフを結びつけたいと考え、2008年に会社を設立。フランス国内、スペイン、イタリアなどをめぐり、環境に配慮しながら手間ひまかけて作物を育てている小規模生産者を見つけ出し、パリのレストランに食材を提供しているそうです。その活動は評判を呼び、星付きのレストランからビストロまで、顧客は、100軒を越えているとのこと。
2012年に、一般消費者向けに、ニル通りにTerroirs d’avenirの八百屋、肉屋、魚屋をオープン。2015年にはパン屋も加わり、現在の通りになったというわけです。

パン屋の前には、PLAQという豆からチョコバーまでを作る工房がガラス越しに見えるチョコレート屋もありました。ひよこのチョコレート、かわいい!

nil choco nil choco2

この写真を撮ったのは、3月の初めです。
狭いイートインコーナーに、若い女の子が沢山入っていて、ホットチョコレートを飲んでいました…
イタリアで爆発的な感染が始まり、私達は、消毒用のアルコールジェルを持ち歩き、手洗いに励み、出来る限りリスクを避けていた時期です。
この「濃厚接触」は大丈夫なのだろうか…と、不安になりました。

2020年3月28日





無事帰国!

  1. 2020/03/23(月) 18:38:36|
  2. パリ|
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パリからは3/6日に戻ってきて、2週間が経ちました。
パリの展示会では、イタリア人とも、韓国人とも商談し(離れてはいましたが…)、感染源になるのは避けたかったので、14日間外出は最低限にし、こもっていました。
花粉症なので、鼻はグスグス、のどはゴロゴロ〜〜 心配でしたが、どうやら2週間、何事もなく過ぎていきました。

2月下旬に出発する時から、中国でのウイルス蔓延の状況はニュースで伝えられており、パリでもその影響はあるだろうと覚悟して出ていきましたが、ミラノコレクションの後半に、イタリア北部で感染が急拡大したのは想定外でした。
それまで、ヨーロッパは対岸の火事を見ている感じで、「東京でオリンピックをするのは無理だろうから、設備があるロンドンでやったらどうか」など、ある意味、辺境のアジアで起こっていると、考えていたのではないかと思います。
感染が拡がり始めれば、日本人ほどきれい好きでもなく、中国ほど強権政治でもないので、大変なことになるのではないかと思っていましたが、その心配が現実のものとなってしまいました。
感染拡大がもう1週間早ければ、私の仕事の場である展示会も開催できなかったでしょう。
奇跡的にも、展示会は開かれ、オーダーはつきましたが、これからが大変です。
すでに、イタリアの店から、店が開けられず、いつ再開できるかの目途も立たないので、オーダーはペンディングにして欲しいというメールが入ってきています。
日本では、3月に予定されていた東京コレクションも、その時期に開かれる展示会も中止。
若いデザイナーは、生き延びることが出来るのでしょうか…
難しいシーズンになってしまいました。

mimosa20.02

滞在の前半は、まだのんびりしていて、ミモザの花を買ってきたりしていました…
今のパリの情景を見ると、信じられないような幸運な日々でした。
その報告を少しずつしていきます。

2020年3月23日




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